30日に行われた衆議院内閣委員会で、共産党の辰巳孝太郎議員が中司宏規制改革担当大臣の過去の「収賄裏金疑惑」について追及した。元枚方市議の初田豊三郎氏との会話とされる音声データから、「肉の袋に1000万円」という金銭のやり取りを取り上げて事実関係を質問。関係者について「直接は存じていない」とする中司大臣の答弁に対し、辰巳氏が思わず自席から大きな声で「え?」と声を上げ、金銭授受の有無をただして応酬が繰り広げられる場面があった。
辰巳氏は、初田氏が『Xさんの奥さんから肉の袋に1000万円ずつ包んでもらって、俺が枚方公園のところで渡して』『片っぽだけがそういうものを「ありがとうございました」とやって、もう片方がそんなことでやってるんじゃありません、じゃなかったわけや。これそうよな?』と問いかけ、中司氏が『うん』と答えているとされる箇所を読み上げた。
その上で辰巳氏が、枚方市発注事業に影響力を持っていた元暴力団組長とされる「X」という人物に心当たりがあるかと質問。中司大臣が「おそらくは初田氏に近い人だったと思いますが、私は直接わかりません」と答弁すると、辰巳氏は自席から大きな声で「え?」と声を上げた。
指名された辰巳氏が「直接存じていないが、どなたかはわかるということか。肉の袋に1000万円ずつ包んでもらって、それぞれが受け取ったという事実はあるか」とただすと、中司大臣は「『うん』と言っているのは長い時間の話の中での相づちの一端であり、肯定しているわけではない」と釈明した。
これに対し辰巳氏は、「初田氏は『両方もらっていたよな、そうよな?』と聞いている。そこで『うん』と答えており、否定していない。相づちという言い訳は通用しない」と主張。さらに別の音声記録として、初田氏が『それと同じことを、ずっと長い間、繰り返してきたわけやん?』と問いかけたのに対し、中司大臣自身が『それも認めてるやん』と応じている箇所を提示し、「何を認めたのか」と迫った。
中司大臣が「私が何かを認めているということはない」と答弁すると、辰巳氏は「『認めてる』と言っているのに認めていない。なんですか、それ? 何言ってるんですか大臣。裏金の分け前を分けていたと認めているとしか取れない」と述べ、大臣の姿勢を強く追及した。
(ABEMA NEWS)

