30日に行われた衆議院内閣委員会で、共産党の辰巳孝太郎議員が中司宏規制改革担当大臣の過去の収賄裏金疑惑を追及した。焦点となったのは、元枚方市議の初田豊三郎氏との会話とされる音声データで使われていた「マネジメント」という言葉の趣旨だ。自身の発言でありながら「どういう思いで述べたのか分からない」と答弁した中司大臣に対し、辰巳氏は自席から「いや」と声を上げ、「あまりにも無茶」「もう逃げ切れない」と反発。「マネジメントは対価として裏金を受け取ることだとはっきり言っている」と述べて迫る場面があった。
辰巳氏は、約20分間の音声データの中で「マネジメント」という単語が11回登場し、そのうち2回は中司大臣自身が発言していると指摘。辰巳氏が「マネジメントとは何なのか」と質問したのに対し、中司大臣は「内容は判別しない箇所もあるため逐一コメントすることは控える」と前置きした上で、「長い時間の会話の中で、相手の思いに沿って私が述べた言葉もある。どういった趣旨で発言したものであったのかは、本当のところよく分からない」と答弁した。
これに対し辰巳氏は苦笑いを浮かべながら、初田氏が『俺らは別に危険を冒してまで慈善事業してるわけではない。あくまでマネジメントという部分で…』と語っているやり取りを読み上げた上で、警察の介入をめぐる会話記録を提示。音声の中で中司大臣自身が『H(汚職事件を担当した大阪府警捜査2課警部補)が介入してきたんや。その段階でな、俺らはもう危ないなと思てるわけや』『この話、Hがなんかごちゃごちゃ言うてきた時には、もうそのマネジメント一切なしでいこうなっていう話を、それをMさん(ゼネコンの幹部)に伝えといてなって俺は言うたの覚えてんねん』と発言している部分を挙げ、改めて言葉の意味を問いただした。
中司大臣が「今の話の大半は初田氏が述べたところであり、私はそれに対して相づちを打っていた。マネジメントの意味がどういう思いで述べたのかははっきりとしない、分からないというのは事実だ」と弁明すると、辰巳氏は自席から呆れたように「いやいやいや」と声を漏らした。
指名された辰巳氏は「大臣ね、それはもうちょっと無茶ですわ。あまりにも無茶」と反発。「初田氏を取材した記者に確認すると、ここで言っているマネジメントというのは対価として裏金を受け取ることだとはっきり言っている。まさにそういう会話が噛み合う形で初田氏と中司大臣が7年前にやられていたということではないか」と指摘した。
その上で辰巳氏は「大臣、これはね、もう逃げ切れないですよ。裏金を初田氏とそれぞれが受け取ってきたということに他ならない。確かな証拠だと言わざるを得ない」と迫り、初田氏の陳述書の提出および参考人招致を内閣委員会として議決するよう求めた。
(ABEMA NEWS)

