30日の閣議後会見で、笹川博義環境大臣が、クマによる人身被害への対策をめぐり、クマを引き寄せる誘因物への対応や、専門人材の確保・育成が課題だとの認識を示した。
笹川大臣は、東京都八王子市での緊急銃猟の現場視察や、前日のクマ対策に関する有識者との意見交換などを踏まえ、クマ対策の課題について「共通しているのは誘因物の対処が課題かと思います」と語った。
具体例として、「北海道ではハロウィンのかぼちゃを食べたという報道がありました」と説明。そして、その状況については「熊から見れば外にわざわざ置いてくれている状態」と指摘した。
クマを引き寄せるものとして、一般的にイメージされる柿などの果実だけでなく、クマが食べるもの全般に注意する必要があるとし、「柿などのイメージがあるが、クマにとって栄養になるもの、口に入るものという考えで、誘因物を出していかないことが大事ではないか」と強調した。
また、誘因物は果実などに限らないとして、農場に置かれた飼料などもクマを引き寄せる可能性があると説明。農林水産省とも連携して対策を進める考えを示した。
一方、クマ対策を進める上では、専門的な知識や技術を持つ人材の確保も課題となっている。
笹川大臣は、有識者との意見交換で人材確保の難しさが指摘されたとし「某自治体では募集したところ応募がなかった」と明かした。
その上で「専門人材という言い方となった時になかなか垣根が難しい。人材をどう育てていくのかも大きな課題と指摘をしていただいたので改善に繋げてまいりたい」と述べた。
(ABEMA NEWS)
この記事の画像一覧
