仮)首里城 火災で焼失から7年、再建、完成へ

◆首里城で火災 正殿、北殿、南殿が全焼

仮)首里城 火災で焼失から7年、再建、完成へ
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 2019年10月31日未明、那覇市の世界遺産「首里城跡」にある首里城の中心の正殿から火が出て、主要施設の正殿と北殿、南殿が全焼しました。

 警察などによりますと、午前2時41分、那覇市の首里城で「正殿の火災報知器から信号があり、煙が見える」と警備会社から消防に通報がありました。

 那覇市消防局などから消防車など30台が出て消火にあたりましたが、火は燃え広がり、いずれも木造の主要施設で正殿の近くにある北殿と南殿が全焼しました。けが人の情報はありません。

 出火原因などは警察などで調べています。かつての琉球王国の中心地だった首里城は太平洋戦争で焼失しましたが、1992年に復元され、2000年には首里城跡が世界遺産に登録されました。

【火災の様子を見ていた人】
「何て言えば良いんですかね。空しいですね。空しい、寂しい、悲しい。沖縄の象徴でしたよね。沖縄の今までの色々な思いがある意味、崩れ落ちるような気がします」

 【沖縄県民】
「悲しいですね。子どもたちを連れてよく遊びに行きました」「私のおじいちゃんが戦後、首里城を復元したんですけど、これがもう骨組みしかないというのは悲しいです」

(2019年10月31日配信)

◆約1000点余りの収蔵品は焼失なし

 今回の火災で400点以上の収蔵品が焼失しましたが、県が指定する文化財など約1000点余りを保存している南殿の収蔵庫などでは一部に水漏れなどがあったものの、収蔵された資料は焼失していないということです。

(2019年11月4日配信)

◆分電盤の配線にショートしたような痕

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 火元とみられる正殿では、分電盤につながる配線にショートした跡のようなものが見つかっていることが分かりました。

 首里城では7日も警察と消防による実況見分が行われています。警備員の証言などから火元とみられるのは正殿の北東側で、黒く焼け焦げた分電盤が見つかっています。分電盤は正殿内の照明や防犯カメラなどにつながっていて、関係者への取材でこの分電盤につながる正殿の配線にショートした跡のようなものが見つかっていることが分かりました。那覇市消防局は6日、「電気系統の原因が有力」とみて調査していると明らかにしました。
(2019年11月7日配信) 

◆首里城復元の基本方針を決定 

 首里城の復元に向け、政府は防火対策の強化などを盛り込んだ基本方針を決定しました。

 【菅官房長官】
「政府はこうした基本的方針のもと、関係省庁における検討を進め、本年度内を目途に首里城正殿等の復元に向けた工程表の作成をお願いします」

 基本方針ではスプリンクラーがなかったことなどで被害が拡大したとして、防火対策の強化が盛り込まれました。また、前回、1992年の復元で使われた木材が今は入手が困難になっていることを踏まえ、政府として資材の調達に向けて一丸となって取り組むことも明記されました。菅長官は首里城が国営の公園内にあることから「政府が責任を持って取り組む」と強調しました。

(2019年12月11日 配信)

◆首里城の「世界遺産登録に影響なし」 ユネスコ

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 ユネスコの世界遺産センター長が首里城跡の「世界遺産登録に直ちに影響はない」という見解を日本政府に伝えました。

 上野通子文部科学副大臣は15日、パリのユネスコ本部でロスラー世界遺産センター長と会談しました。上野副大臣によりますと、センター長は首里城跡の世界遺産登録について「火災が直ちに影響することはない」という見解を表明したということです。また、ユネスコ側から首里城の復元に向け、専門家の派遣など支援の申し出があったということです。上野副大臣はユネスコの総会で演説し、「首里城は沖縄のシンボルであり、人類共通の文化遺産の復旧に向け、全力で取り組む」と国際社会にアピールしました。

(2019年11月16日 配信)

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