同作の中では、仕事から帰宅した夫が妻に対し、あからさまに不機嫌な態度を取る様子がリアルに描かれている。
妻「ごはんにする?」と問いかけると、夫は「いらない」と短い返事。「今日…疲れたの?」と気遣うと、夫は「それ聞いてどうすんの?」とトゲのある返答。「あ、ごめん、なんか疲れてそう…」と謝るも、夫は「はあッ」とため息をつくばかりだった。
さらにある日、車で外出したところ、相次いで子どもたちがトイレに行きたがったことから、夫のフキハラは爆発する。「…せぇ」「うるせえぇ!」(夫)
対応に悩んだ妻がインターネットで「夫 不機嫌」と検索すると、同じような体験談とともに「フキハラ」という言葉に遭遇する。「夫のあの態度はフキハラって言うんだ。悩んでるの私だけじゃなかったんだ」と気づき、救われる思いを抱く。
理不尽な態度に耐えかねていた日々も、「これはフキハラなのだ」と認知することで、自分を責める苦しさから一歩抜け出す手がかりになるのかもしれない。
(『わたしとニュース』より)
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