リオ五輪 ブラジルのルセフ大統領が開会式出席を拒否 2016/07/28 02:30 拡大する 来月5日に開会式が迫るリオ五輪をめぐって、現地メディアは弾劾手続きの開始を受けて停職中のブラジルのジルマ・ルセフ大統領が開会式出席を拒否したと報じた。25日ルセフ大統領は、フランスのラジオ局の取材に対し「オリンピックで二次的な役割に甘んじるつもりはない」とし、国家元首の立場でなければオリンピックに参加する気はないことを明らかにした。そもそもルセフ大統領が国家元首の立場を危ぶまれている背景には、政府予算の不正会計問題がある。ブラジル国内ではその進退をめぐり、大規模なデモにまで発展した。今年5月ブラジル議会はルセフ大統領に対する弾劾審議の開始を決定し、最大180日の停職に追い込んだ。それに伴いテメル副大統領が大統領代行に就任した。 続きを読む