届かぬ”被爆体験者”の声 「国が死ぬのを待っているのではないか」 2016/08/10 03:45 拡大する 1945年8月9日午前11時2分、現在の長崎市平和公園近くにある原爆落下中心碑の上空500メートルで原子爆弾が炸裂した。今年74歳になる谷山勇さんは3歳の時、姉とともにここで原爆にあった。しかし谷山さんは、被爆者援護法では被爆者には当たらないという。被爆者援護法によって国が定める地域には、爆心地から同じ距離だとしても、被爆者として認められる地域、そして認められない地域がある。被爆者として国が認めている地域は、当時の自治体の境を基準にして設定されたため、南北に24キロの細長い形といういびつな形をしている。その外側では被爆体験者という名前に変わる。谷山さんがいた矢上地区は、まさにこの被爆体験者に該当する地域だった。 続きを読む