イギリス本国で10月に公開される、オアシスのドキュメンタリー映画『スーパーソニック』の予告映像が公開された。
エイミー・ワインハウスの生涯を包み隠さずドキュメンタリー作品に落とし込んだ映画『AMY エイミー』のアシフ・カパディア監督の指揮により(監督はマット・ホワイトクロス)、次に手がけられたのは、オアシス・ギャラガー兄弟の最初の3年間。
バンドの結成から、デビューから彼らが一気にスターダムに駆け上がり、最初のキャリアのピークといえる25万人を集めたネブワースでの2デイズまでという、90年代の音楽シーンの回顧としては最高の素材である。
トレイラーには、幼い頃のギャラガー兄弟や、デビュー前後の初々しい姿、驚くほど仲の良い彼らの姿など、ここ数年に渡る確執が嘘のような映像が収められている。
また印象に残るのは、予告編で効果的に使用されている曲「ザ・マスター・プラン」だ。この曲はシングル「ワンダーウォール」のB面曲でありリードトラック以外の曲を収めた裏ベストのタイトルでもある。
この曲の歌詞、最後の一節はこう締める「確かなのは、どうなるかは判らないってこと。兄弟よ、流れにまかせろよ。人生はその一方で、俺たち全てがマスタープランの一部に過ぎないことすら知る由もない」
この映画公開を機に再びオアシス再結成の気運が高まることは十分に予想されるが、そういった期待も込められた心憎い演出も含め見事な予告映像となっている。
オアシスのドキュメンタリー映画『スーパーソニック』日本でも公開予定だ。