『マインクラフト』とは？
通称マイクラと呼ばれるこのゲームは、四角いブロック状パーツを積み上げて建物などを作るサンドボックスゲーム最大のヒット作です。
スウェーデンの会社Mojangが2009年に開発したこのゲームは全世界で合計1億本以上も売り上げ、日本でも多くの機種で発売されており、PS4、Xbox360などあらゆる機種に移植され、スマホでもプレイできます。
『マイクラ』の魅力は創造力を刺激すること
『マイクラ』には、エンディングが存在しません。
エルダードラゴンを倒すというおおまかな目標はありますが、エルダードラゴンを倒してもレアな素材が手に入るだけなので、無理に倒す必要は全然ありません。
そのため、プレイヤーそれぞれが自分で目標を考え、自由に建築や冒険を続けることができます。
その自由度が魅力の『マイクラ』ですが、実況動画を紹介しつつ、その多様な遊び方について触れていきましょう。
ひたすら自分の作りたいものを作る
『マイクラ』で一番シンプルな遊び方は、自分の世界を開拓して建築を楽しむことです。
「たかくすテレビ」さんは、ひたすら建築実況を流しており、自分の村を建築したり、新たな場所を探索したり自由にプレイしています。
『マイクラ』で重要なポイントは資源の確保と再生産です。木材は苗木を植えればいくらでも入手できますし、逆に石炭や鉄は地中に大量にあるものの有限です。プレイしているうちに「いかに資源を無駄なく使って大規模なものを作るか」が身についていくので、確かに子供にマネジメント力を学習させるのに役立つかもしれません。
眼下に広がる建築中の建物。木材を大量に必要とするので、植林作業は並行して行わないといけません。でも、確認のために近くの山に登ったら、そこが気に入り、「ここに見張り小屋を作ろうかな」とか思い立つのは、『マイクラ』あるあるです。
建築の基本は模倣です。どこから気に入った建築物があったら、それを真似して作ってみるのが一番手っ取り早いです。ヘビーユーザーには都市計画をキッチリ組んで作る人もいますが、初心者～中級者は模倣から入りましょう。
MODを使って『マイクラ』で学ぶ
今年６月から学習に使用可能な『マインクラフト』が無料配布され、それを利用して電子工作やプログラミングを教える試みがなされています。
本家『マイクラ』は戦闘などのゲーム要素が強いため、電子工作はプログラミングは学べませんが、有志が独自に開発したMOD（パーツや要素を追加するプログラム）がプログラミングの参考になります。
MineCraft MODの作り方
こちらを見れば、『マイクラ』MODの作り方の基礎は学ぶことはできます。わりとプログラミング初心者でも可能なことばかりですので、出来はともかくMODを作ることは可能です。
『マイクラ』はシステムが比較的シンプルなだけにいじりやすく、プログラミングをゲームしながら学べるのも『マイクラ』の長所といえるでしょう。
こちらの動画では、今夏大ヒットした『シン・ゴジラ』の主役であるゴジラに戦闘ヘリで攻撃をくわえています。もちろん、通常版にはそんな要素はなく、ゴジラもヘリもすべてMODです。
MODには公式で配信されている『スター・ウォーズ』や『ギリシア神話』などのアクセサリー的なのもののほか、画像を滑らかにするものなど機能拡張的なものなりもあり、実に多種多様です。
マルチプレイ機能で仲間と建築生活も可能
『マイクラ』ではネット環境さえあれば、知人たちと協力して遊ぶことができます。協力するだけでなく、対戦バトルのようなことも可能で、「自分が建築した城に友人たちが攻め込む」といったゲームもできます。
「名称未設定」さんの実況動画では、５人のプレイヤーが建築に挑戦しています。初心者同士なのであまり連携が取れていませんが、わいわい楽しく遊んでいますね。
中には最大50人ものプレイヤーで大規模開発をしている動画もあり、クラスで『マイクラ』みたいな授業もできるのかもしれません。
敷居は低いが奥深い『マイクラ』世界
小中学校のゲームが授業に採用されるというのは隔世の感がありますが、『マイクラ』は操作も簡単で、さまざまな要素が追加できる自由さがあります。
このほかにレッドストーンという動力物質を使って自動ドアやエレベーターを作ることもでき、その気になれば巨大な未来都市建造や東京ディズニーランドも再現できます。
敷居は低いですが、ハマれば死ぬまで遊べる奥深いゲーム『マインクラフト』。実況動画でプレイを見ていると、自然と自分もやりたくなってしまう不思議な魅力があります。
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