映画「シン・ゴジラ」が、連日大盛況だ。なぜこの映画はこんなにヒットしているのか? 15日にオンエアされた『AbemaPrime』(AbemaTV)では特集が組まれた。
「新世紀エヴァンゲリオン」シリーズを手掛けた庵野秀明が総監督を務めた同映画は、7月29日に公開され、およそ1カ月半。入場人員450万人、興行収入65億円を超える大ヒットを記録している(9月11日時点)。

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■「シン・ゴジラ」ヒットの要因は「妥協なき追求」

この日、専門家として番組に出演したデジタルハリウッド大学大学院教授の吉村毅さんは、「シン・ゴジラ」のヒットについて、
「最初は『ゴジラ』ブランド、『庵野監督』ブランドがあったと思うんですね。でも次の週からが映画の力(勝負)になる。簡単にいうと、ものすごくおもしろいということに尽きます。個人的なことを言うと、私はいま55歳で、ゴジラ公開のとき5歳。幼稚園なんですけど、『ウルトラQ』という番組があって、まだウルトラマンが生まれる前、怪獣ドラマで社会派のストーリーなんですよね。幼稚園だからわかるはずはないんですけど、でもそのストーリーに引きこまれて夢中になってみていた。
今回も展開が早いんです。何度見てもちゃんと理解できないけれど、大きな流れだけはちゃんとわかる。理解しすぎちゃって小難しい作品にならずに、結果的にエンターテイメントになっている。台詞が音楽のように使われていて、お客さんに媚びずに主張していく根性みたいなものが伝わってきたのかなと思います」
と、妥協のない作品作りが傑作につながったのではないかと分析。同じく、専門家として番組に出演したコラムニスト・ライターの大山くまおさんは、

「本当におもしろくて、2回みたけど2回“しか”見ていないっていうくらい。(見る度に)いろんな発見がある。いろんな台詞が詰まっている、情報量がとにかく多い。1回見ただけで『あの人がこんなところに出ている』とか、このシーンの元ネタは『この映画の特撮なんじゃないか』とか、後から後からどんどん出てくる。それがTwitterやブログなどで語られていて、それをみるとまた見に行きたくなる。それでいて、1回も見たことがない人がみても“アガる”んです。突き詰めると庵野監督が”自分の観たいゴジラ”を妥協なく作っていったことじゃないかと」
と熱く語った。
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