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15日に行われた民進党の代表選で、新代表に蓮舫氏が就任したが、代表戦のさなか、問題視されたのが「二重国籍問題」だ。蓮舫氏の発言が二転三転したことも一部の民進党議員に不信感を抱かせたほか、マスコミ・ネットの追及を浴びる結果となった。代表選直前に蓮舫氏の台湾籍は残っていたことを本人が明かしたが、民進党の松原仁衆議院議員は、党員サポーターの投票結果が出た後に明かしたことに異議を呈した。また、本人の説明を求める旨を記した要望書を民進党議員20人が岡田克也前代表らに連名提出していた。

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なお、弁護士の佐藤みのり氏によると政治家が二重国籍であっても日本国籍を取得しているのであれば、法律上は問題はないという。この件について、17日に放送された『みのもんたのよるバズ!』(AbemaTV)では、政治評論家の有馬晴海氏が解説した。

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「弁護士の方の意見もありましたが、基本的に法律違反ではありません。台湾国籍というのは厳密には台湾が国ではないので、日本国籍を取ったら『中国籍』が失効する。あと、日本人として活動していますが、台湾の人ということで、両股をかけているのはトップとしておかしい、という意見ではないでしょうか。

調べるのが難しいかどうかについては、簡単に調べられるとは思います。しかし、代表選の時だったのであまり結論を先に出したくなかったのでは? これを蓮舫さんのことを支持しない民進党議員からするとちょっと『インチキだ!』となった。自民党の対立軸として受け皿のために代表選をやったのに、いきなりモメ事? となったのです」

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二重国籍の場合は国籍法で「20歳未満で外国籍を持っている日本国民は満22歳までに国籍を選ばなくてはならない」と定められている。これには罰則規定がなく、あくまでも「努力目標」だ。ただし、相手国が当人の国籍を認めるかどうかという問題もある。

番組では蓮舫氏の二重国籍について三つの問題点が挙げられた。

【1】説明が二点三転→リーダーとしての危機管理能力は?

【2】党員サポーター投票締め切り後の発表→情報隠しを疑う声も

【3】臨時国会での追及は確実 民進党再生の足を引っ張りかねない?

そして、蓮舫氏の特徴として「攻めには強いが守りには弱い」と紹介された。

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有馬氏は「問題1,2は、特に法律違反ということではないですが、『法律違反に等しい』と民進党の(蓮舫氏を)推してないグループが主張しています。次の臨時国会で追及されたりするかもしれないし、万が一、解散総選挙を起こされた場合に負けるぞ、という考え方が出ています。その人達が、今回の代表選を無効にしたいという側面があります」と語った。

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番組コメンテーターの漫画家・倉田真由美氏は「うかつ過ぎませんか? 『もう一度確認します』と言えばよかったのに。なんで断言しちゃうんだろうね」と述べると、同じくコメンテーターの小島慶子氏も「よく調べるので時間下さい、と言えばいいのに」と語った。

有馬氏は日本国籍になった後の蓮舫氏がインタビューで「台湾人」「日本人」「中国人」と発言が二転三転しているので確信犯だと思われ党内の一部から疑われている状況にあると説明した。

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