政務活動費の不正受給をめぐり、富山市議会で「辞職ドミノ」が発生している。17日までに自民党会派、民政クラブ(民進党系)合わせて8人が辞職したが、「富山市議会のドン」と言われる中川勇氏が5年間で786万円の水増し請求をしていたことを皮切りに、次々と同様の手口でに受給していた議員が明らかとなり、「辞職ドミノ」が発生したのだ。
いずれも手口は、白紙の領収書に架空の経費を記したり、本当は2268円の菓子なのに数字の冒頭に「4」や「2」を足して「42268円」や「22268円」にしたりするという手口だ。この手口は富山市議会では伝統的に先輩から後輩に受け継がれていたという。