乃木坂46のメンバー、生駒里奈が主演の映画『コープスパーティー Book of Shadows』がロングラン公開中だ。9月には通常版とは異なる“アンリミテッド版”として公開され、新たに注目を集めている。本業に加え女優としての活躍も目覚ましいが、「乃木坂がなくなったら、わたしの人生には何にもない」と語る生駒。トップアイドルの現在の心境を聞いた。
――続編への出演が決まった時は、いかがでしたか???
前作の仲間たちとまた一緒になれることが決まったことはうれしかったですし、この『コープスパーティー』は、今までの自分になかったものを与えてくれる存在だなって思います。演技が楽しく感じた作品でもありました。
――演技、苦手だったんですか。まったく、そうは観えなかったです。
すごく苦手だったんです。前回主演となった時に本当は辞めたほうがいいと思ったくらい自信がなかったんです。でも、ホラーということで自分を解放したら、皆に「頑張ったね」って言ってもらえて。
――作品の性質上、さまざまな感情表現が要求されますからね。
この作品をきっかけに乃木坂のメンバーが出る舞台もやらせていただきましたが、それ以降、いい評価をいただくことが多くなったんです。自分自身の殻を破けたし、仕事の面でも殻を破けたし、本当にいい作品に出会えて良かったなって思っています。
――ところで、今の活躍中の自分の状況を客観的に観て、何か思うことはありますか?
勉強ができなくて、学校があわなくて逃げてきたところもあって。でもまだ「女優です」と、言えるレベルでもなくて。今は乃木坂としてもお仕事のチャンスを無駄にしないで、今後のためにも頑張りたいです。
――アイドルとしての課題など、感じることはありますか???
今のセンターの子や、二期生を支えられる人になれたらいいなあとは思いますね。そういう人になれたらカッコいいなあと思いますね。それが課題と言えば、課題かもしれないです。
――乃木坂46は、大切な存在なんですね。もしも乃木坂46がなかったら……?
乃木坂がなくなったら、わたしの人生には何にもないですね。毎日が楽しくないと思います。乃木坂が自分から取れてしまったら何も面白くない人生で、今は乃木坂があるから、いろいろなことが起こっている。大切というか、それ以上の存在だと思います。
――では、今回の続編、メンバーの皆さんにも観てほしいですよね!
でも皆、怖い映画が苦手なんで(笑)。前作を観ていないメンバーも多いかもしれないです。わたしも皆に宣伝していないんで、それは大丈夫です(笑)。でも映画を楽しみにしている方たちは、前作を観てから観るとわかりやすいと思うので、よろしくお願いします。
文/写真:鴇田崇
映画『コープスパーティー Book of Shadows アンリミテッド版』 キネカ大森、ブリリアショートショートシアターほか順次公開中