今年の春頃からAV業界の健全化に向けた動きが進んでいる。人権NGOが出演強要の実態に関する報告書を提出するほか、出演を強要したと実名で訴えるAV女優・香西咲が登場。さらに、香西の件とは別に、違法行為を行ったとされた大手AVプロダクション社長が逮捕された。
香西は、当初はモデルとしてスカウトされたはずだったのに蓋を開けたらAV出演ということになっていた。「みんなしてグルで騙していたのか。性接待を要求された時、トラックが突っ込んできてくれたら死ねると思った」と語り、AV撮影のために富士山の麓に連れていかれて、3時間泣いたこともあるという。その時、自分をスタッフ全員が待っている状況にあった。これには「遠いところですから……。よっぽど強い子でないと(撮影を中止させるのは)無理だと思いますし。私さえ泣いておけば丸く収まると思った。結局AV撮影に応じることになりました。あとは、違約金などを理由に辞められないです。結局、弁護士を雇って辞められましたが、人生の大事な時期5年間を失敗したなと思う」と語った。