“世界最強”との呼び声も高い音楽配信サービスがついに日本に上陸した。ユーザー数は全世界で1億人を超え、利用できる楽曲は4000万曲以上の音楽ストリーミングサービス・Spotifyだ。

 Spotifyは2008年からスウェーデンでサービスを開始し、ヨーロッパを中心にユーザーが増加。2011年にはアメリカにも進出、現在世界66カ国でサービスを展開、有料会員数は世界で約4000万人にものぼる。

 人気の理由は、大手レコード会社との契約による可能になった豊富な楽曲数と、ユーザーがつくった20億もの豊富なプレイリストだ。他にも、視聴した楽曲を元にオススメの楽曲をまとめた音楽発見サービスも人気だ。

 現在、ネットで音楽を入手する手段としては、ダウンロードとストリーミングの二パターンがある。それぞれの違いについて音楽配信コンサルタントの榎本幹郎氏は「例えばYouTubeはダウンロードせずに再生する。これはストリーミングの一種だ。日本人にはすでにYouTubeで音楽を聴いている人が多いので、ストリーミングで音楽を聴く環境は出来ている。」と説明する。

 このストリーミングの最大手ともいわれるSpotifyの上陸は日本の音楽にどんな影響を与えるのだろうか。

 ポピュラー音楽に造詣が深いブロードキャスターのピーター・バラカン氏は「もうすでに日本には、Apple MusicやAWA,LINE MUSICなどの音楽配信サービスがあるので、Spotifyの上陸による日本の音楽文化に変化はないだろう。ただ、ストリーミングそのものがより定着することはあり得る。今、欧米ではCDの売り上げが圧倒的に日本より少ない。日本もそうなる可能性はあるだろう」と分析した。

 日本では月額980円でサービスを開始したSpotify(無料会員ではシャッフル再生のみと機能が制限される)。定額制音楽配信サービスは、年々利用者を伸ばしており、今後も需要が伸びると予測されているが、Spotifyは日本の史上にどれだけ食い込めるのだろうか。

(C)AbemaTV

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