6日、東京都議会で自民党との連携解消を決めた公明党の新春のつどいが行われ、自民党の二階幹事長、さらに東京都の小池知事が駆けつけた。7月の都議選に向けて主導権争いが本格化している。
先月、公明党と自民党が連携解消を宣言したのに続き、3人の都議が会派を離脱するなど都議選に向け不安材料が残る自民党都連。公明党都本部の賀詞交歓会で自民党の二階幹事長は「日本の政治に公明党と自由民主党がともに協力してきたこの歴史が、今の日本の政治の歩みであろうと思います。協力できるところは大いに協力し、一緒になってこの東京都議会議員選挙を戦ってまいりたいと思っております」と話した。
自民党と公明党の連携解消について、二階幹事長は「公明党の皆さんと手をつないで、自公連立政権というところへ持って行ったわけですから、簡単に離れることはありません。ギブアンドテイクで協力するところはしっかり協力するという姿勢」と話し、自民党と公明党の関係性が崩れることはないと強調した。
一方で小池都知事も「これまでの公明党の皆様方との信頼関係をベースにしながら、今度は都政でその共通項目をぜひとも確実なものにしていきたい」と話し、二階幹事長と同様、公明党との選挙協力に前向きな姿勢を示した。
さらに小池知事は「私は7月までお酒は飲まないことにしました。お酒を断つということで次の都民のための戦いに備えていこうと」と話し、断酒宣言。
都議選に必勝の構えの小池知事。7日には自身の政治塾「希望の塾」から都議選で擁立する独自候補を選抜する試験が行われ、およそ1600人が受験した。午前と午後の2回にわけて行った試験では、約1時間の論文と約2時間のマークシート式の適正テストが行われた。小池知事は「一言で言って勝てる候補ですね。それぞれの地域にあった、選挙区にあった、勝てる候補ということに尽きると思います」とし、都議選で40人ほどの候補者を擁立する考えだ。
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