日本人の1割が患うアトピー性皮膚炎 “かゆみ”の治療に新たな道か 2017/01/13 04:18 拡大する いまだ根本的な治療法が確立されていない、アトピー性皮膚炎。今、その治療に新たな道が開かれようとしている。 アトピー性皮膚炎は、日本人の1割前後が患っているとみられている病気で、これまでの研究で「IL-31」という物質が過剰につくられることで起こることが分かっていた。しかし詳しいメカニズムは未解明で、根本的な治療法は確立されていなかった。 そんな中、九州大学生体防御医学研究所の研究グループが、アトピー性皮膚炎が引き起こす"かゆみ"のメカニズムを明らかにしたと発表した。研究グループはマウスを使った実験で、アトピー性皮膚炎が起きる場合とそうでない場合とを比較した結果、免疫細胞の核の中で「EPAS1」という特定のタンパク質が増えていることを突き止めた。この「EPAS1」が増えないよう遺伝子を操作すると、かゆみを引き起こす物質「IL-31」が減少して症状を抑えることに成功、患者の細胞を使った実験でも効果が確認できたという。 続きを読む