1月11日の記者会見で、立ち技格闘技イベントKrushの新たなゲスト解説者が発表された。公式ラウンドガール「Krushガールズ」の才木玲佳だ。才木は昨年いっぱいでリングパフォーマンスからは卒業、1月15日の後楽園ホール大会(AbemaTV、GAORA、ニコニコ生放送にて生中継)から解説を担当することに。

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(ゲスト解説就任発表の記者会見。Krush・宮田充プロデューサーも大きな期待を寄せる。)

 ラウンドガールが試合の解説をすることに違和感がある人もいるかもしれない。だがKrushガールズはニコ生での大会情報番組にも出演しており、選手に関する知識は豊富。「本当によく試合を見ている」と関係者も太鼓判を押す。

 大会中継には、もちろん“本職”の解説者もおり、才木はあくまでゲスト解説というポジション。

「技術のことなどは元選手の方にお任せして、自分は思ったことを素直に伝えたい。よりお客さん目線で」

 会見では、そう意気込みを語った才木。鍛え上げた肉体で、ムキムキで可愛い“ムキカワ”を提唱する筋肉アイドルとしても活躍しているだけに「どの選手も三角筋がいいですよね」とのコメントも。独自の目線での解説にも期待できそうだ。

 ちなみに才木は、アイドルユニットCheer1のメンバーでもある。このユニットは、武藤敬司率いるプロレス団体WRESTLE-1のオフィシャルサポートチーム。同団体の後楽園大会で毎回、オープニングアクトを披露している。

 さらに付け加えると、彼女はジムでトレーニングを積みK-1のアマチュア大会にも参戦したことがある。その初戦の会場が後楽園だった。そして『プロレス総合学院』を卒業した(一期生)プロレスラーでもある。現在はDDTグループの東京女子プロレスを主戦場にしており、今年の1月4日は後楽園大会にも出場。つまり、

1.ラウンドガール

2.アイドル

3.アマチュアK-1ファイター

4.女子プロレスラー

5.格闘技解説者

 と、実に5つもの異なる立場で“聖地”後楽園に登場するという快進撃ぶりを見せているのである。

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(東京女子プロレスではタイトル挑戦が決定。主戦場にしているだけに団体への愛着もあり、だからこそベルトがほしいという。)

 1.4東京女子プロレスでは伊藤麻希とのアイドル対決に勝利。大会ベストバウトとの声もあった。団体のトップ選手と闘っても互角の攻防を展開しており、1月4日のメインイベント後には、シングル王座・TOKYOプリンセス・オブ・プリンセスを保持する優宇に挑戦表明。3月12日の練馬・coconeriホール大会でベルトをかけて闘うことが決まった。

 現役アイドルのタイトルマッチ。しかしこれは決して「話題作り」ではない。それだけ説得力のある試合を、才木はこれまで見せてきた。必殺技はタワーブリッジ。いわゆるアルゼンチン・バックブリーカーだ。これは基本的にパワーファイターが得意とする技。そこに不自然さを感じさせないのが彼女の筋肉なのだ。

 もしかすると、Krushの解説席にプロレスのチャンピオンベルトを巻いて登場……ということすらあるかもしれないのだから、まさに前代未聞の存在。ホンモノのオンリーワンというしかない。

文・橋本宗洋

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