現地時間の24日、サンダンス映画祭ショートフィルム部門で、長久允監督の『そうして私たちはプールに金魚を、』が日本人初となるグランプリを受賞した。このニュースを若者向け総合番組「原宿アベニュー」(AbemaTV)で紹介。
今年で33回目を迎えるサンダンス映画祭はアメリカのユタ州で行われる世界最大のインディペンデント映画の祭典として知られている歴史ある映画祭。受賞作品は2013年に埼玉県狭山市で実際にあった事件を元にした青春物語だ。
三つ編みがトレードマークの長久監督は、かつてカンヌ国際広告祭ヤングライオンズフィルム部門で日本人初のメダリストとなった若手実力派監督。受賞発表を受けて「センキュー、センキュー!センキューしか……アイ ドン ノウ イングリッシュ オンリー ソーリー」と英語で感謝をコメント。「日本の隅っこのストレンジなフィルムを9000本の中から見つけてくれて本当にありがとうございます。アイラビュー!フー!」と笑顔で感謝を述べた。
サンダンス映画祭は1985年に若手・独立系の映画製作者を支援する目的で始まった。映画監督で俳優のロバート・レッドフォードによって設立された。名前になっている「サンダンス」は、映画『明日に向かって撃て』でロバート・レッドフォードが演じた役、サンダンス・キッドからとったと言われている。
スタジオでは、映画コメンテーターの赤ペン瀧川が「ここからすごい名作がいっぱい出ていて、ブレア・ウィッチ・プロジェクトとかセッションがここで賞をとったり、話題になったりしているんですよ。若手監督にとっての登竜門です」と説明。長久監督は現在32歳。トレードマークの三つ編みは、6年前から公の前に立つ際にしているという。今後の活躍に要注目だ。
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(ライター/小林リズム)
『原宿アベニュー』は毎週月~金曜日 18:30~20:00「AbemaNews」チャンネルにて放送中