15日、AbemaTVのトークバラエティ『アベマショーゴ 気になる人フカボリSHOW』に、結成20周年を迎えた氣志團・綾小路翔が登場。綾小路は自らを“ニセモノ”と称しながら、さまざまなアーティストたちとの関わり、そして氣志團が主催するフェス「氣志團万博」について語った。

綾小路は千葉から上京してきたある日、実力を客観的に見て「東京にはすごい奴らがたくさんいて、俺はホンモノじゃないと突然気付いた」と告白。「スタッフやマネージャーになろうかな」「裏方の方が向いているな」という想いを抱き、バンドは趣味でやろうと思った時期があったという。その後、氣志團を結成してブレイクするが、紆余曲折あってバンドは一時休止。氣志團が復活した年、年間30組のアーティストと対バンする中で、デビュー当時に抱いた「スタッフの方が向いている」という想いと、対バンによって生まれた交流が結びつき、「氣志團万博」の構想へとつながったと語った。

対バン相手にはブレイク前のももいろクローバーZやゴールデンボンバーも含まれ、「あの時声をかけたおかげで、大ブレイクした後も仲良くしてくれる。あと2秒遅かったら、ウザい奴扱いだった」と冗談交じりにエピソードを披露した。
毎年、氣志團の地元・千葉県袖ケ浦市で開催される氣志團万博。開催のモチベーションは「地元の人たちに“ホンモノ”を見せたい」という想いだという。

なにかとジャンル分けされがちな日本のライブシーンにおいて、氣志團万博は枠にとらわれず、お笑い系、アイドル系、ロック系といった“各界のチャンピオン”が集まるのが魅力。綾小路は清水ミチコを例に上げ、「音楽のライブなのに、一体なにをしてくれるんだろうという空気の中、観客たちをどっかんどっかん沸かせていて本当にすごかった」と紹介。和田アキ子が歌声を響かせた時には、「ビジュアル系の格好の女の子が泣き出しちゃった」と、垣根を超えて感動が生まれる瞬間を見たという。
「氣志團万博に招いたアーティストの方々は、みんな“ぶちかましてやろう”という気概でパフォーマンスを見せてくれる。本当にありがたいこと。去年初めてチケットが完売して“やっとここまできたか”と思った。毎年開催する上で苦労はあるけど、これからも今年も開催できたら」と熱く語った。
(c)AbemaTV
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