3月6日、大田区総合体育館で開催される、新日本プロレス『旗揚げ記念日』の全対戦カードが決定した。
この日は旗揚げから45周年の、まさに記念日。メインイベントではIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカとタイガーマスクWのドリームマッチが行なわれるが、それ以外にも注目のカードが数多く発表されている。
まず、IWGPジュニアヘビー級選手権では王者・高橋ヒロムに田口隆祐が挑戦。1.4ドームで戴冠を果たしたヒロムに挑む田口は久々のタイトル挑戦だが、昨年のジュニアリーグ戦『BEST OF THE SUPER Jr.』では決勝進出を果たしており、実力は健在。独自の田口ワールドで会場人気が高いだけに、試合は田口への声援で染まる可能性もある。
またIWGPジュニアタッグ選手権では、ロッキー・ロメロ&バレッタに鈴木軍の金丸義信&タイチが挑戦。今年に入って新日本マットにカムバックしてきた鈴木軍。ベルトを巻けば勢力拡大につながるだけに、ユニット抗争としても興味深い。
IWGPタッグ選手権で、矢野通&石井智宏に挑戦するのは真壁刀義&本間朋晃。真壁のデビュー20周年記念試合の再戦となる。新日本を代表するタッグチームの一つと言ってもいい真壁&本間だけに、是が非でもベルトを巻きたいところ。しかし王者組は石井のパワーに加え矢野のインサイドワークと硬軟自在のファイトが売り。ド迫力ファイトが一瞬の丸め込みで終わってしまう可能性もあり、目が離せない攻防になりそうだ。
さらに今大会には、かつてノアでも活躍していたザック・セイバーJr.が参戦。柴田勝頼が持つブリティッシュヘビー級選手権に挑戦する。
ノアではGHCジュニアタッグ王座を獲得するなど、その実力は日本のファンにも認められているザック。柴田がイギリスで王座防衛を果たした際に挑戦表明しており、それが日本で実現することになった。ともに正攻法のレスリングには自信があるところ。見応えのある試合になるだろう。
タイトルマッチだけでも、これだけのボリューム。新日本プロレスが誇る分厚い選手層を象徴するようなマッチメイクで、45周年、そして46年目のスタートが切られる。