タイロン・ウッドリーvsスティーブン・トンプソンの世界ウェルター級タイトルマッチをはじめ、注目カードが数多くラインナップされた『UFC209』(米国ネバダ州ラスベガス Tモバイル・アリーナ)では、日本のファンにもなじみ深い選手同士が対戦する。
それが、アリスター・オーフレイムvsマーク・ハントのヘビー級マッチ。どちらも、かつてK-1 GPを制したことがある人気ファイターだ。
アリスターはかつてMMAとキックボクシングで同時に活躍しており、2010年にK-1制覇。またストライクフォース、DREAMとMMAでもトップクラスの活躍を見せてきた。パンチだけでなく打点の高いヒザ蹴りは、相手にとって脅威そのもの。
対するハントは2001年のK-1王者だ。持ち味は一撃必殺のパンチと類まれなタフさ。MMAでは結果が出ない時期もあったが、現在ではUFCで確固たるポジションを築いている。
両者はDREAMで対戦しており、そこではアリスターが勝利。とはいえどちらも大きく成長している。昨年、ヘビー級タイトルに挑んだものの敗北を喫したアリスターは、ここから巻き返しをはかりたい。ハントはブロック・レスナー戦が相手の薬物検査による失格でノーコンテストに。完全燃焼を求めていることだろう。
これまでのファイトぶりから考えれば、どちらが勝つにせよKO決着は確実。元K-1王者同士の豪快な打撃戦を堪能したい。