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(年齢差を超えて意気投合したジャガーとゆに。)

3月2日、ワールド女子プロレス ディアナの道場でジャガー横田とゆにの公開練習が実施された。両者は3月20日のDDTさいたまスーパーアリーナ大会に出場。石井慧介・高梨将弘と組み、大鷲透・平田一喜・アントーニオ本多・レディビアードと8人タッグ戦で闘う。

女子プロ現役最年長のジャガーに対し、昨年デビューしたばかりのゆには小学3年生。年齢差はなんと46歳だ。

顔合わせの段階では「ウチの子より1つ下ですよ」、「女の子じゃないよね?」と小学生レラーの存在に戸惑いを見せていたジャガー。しかし、ゆにの礼儀正しさに「プロレスは怖くない?」と確認。「痛がりと怖がりはプロレスに向いてないから」とのこと。

リングに上がっての練習では、ゆにがDDTの下村大樹とマット運動、ロープワーク、さらにスパーリングと動きを見せ、それにジャガーがアドバイスをしていく。ロープワークでも細かい点を指導するなど、ジャガーも真剣そのものだ。

スパーリングでは攻防が白熱するうち、下村がサミングなど反則まで繰り出してしまう。これに「やりすぎだろ!」と怒ったジャガーが加勢。最後はゆにがウラカン・ラナを決めてみせた。

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(下村とのスパーリングでゆにに檄を飛ばすジャガー。技術面、精神面ともにアドバイスを送った。)

早くも好連携を見せたジャガーとゆに。「最初は怖いと思ってたけど、やさしい人だってわかりました」とゆにが言えば、ジャガーは「軽量だけど魅せ技が使える。彼をフォローしながら持ち味を出させてあげたい。性格が素直だから、今のうちに基礎も教えられたら」と、その素材も見込んだようだ。

まだ子どもだけに大人に混じっての試合で集中攻撃されると危険だが「そんなことはさせませんよ」とジャガー。「身体を張って守りますから。パートナーとしても、人の親としても」と、リングでの“保護者”も務めるという。

ジャガー自身、小さい体で女子プロレス界の頂点に君臨しただけに、「体が小さい選手は人の3倍、練習しろと言われてきた。ゆに選手もそういう心構えでやってくれれば」というアドバイスも。さらには「実力はあとからついてくるもの。大人にはできないようなことをやって目立てばいい。この世界、人気が出たら勝ちだから」というレスラーとしての生き方指南まで。

DDTらしい異色の“小学生レスラー”に、女子プロレス界のレジェンドという後ろ盾がついたことは、ゆにもレスラーとしての成長にもつながるはず。当日までには合体技も考案しておくという予告もあり、3.20DDTさいたま大会では“46歳差コンビ”も会場を沸かせてくれそうだ。

文・橋本宗洋

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