プロレスラー・田口隆祐が扮する演歌歌手、道標明の冠番組「道標明の人情酒場物語」が放送され、棚橋弘至がゲスト出演した。
この番組は、人情酒場で美味い肴をつまみつつ「飲んで・騒いで・歌う」という、非常に自由かつハードコアな内容。今回は、これまでYouTubeで配信されていた同番組のAbemaTV進出を記念し、新日本プロレスのエース・棚橋弘至選手が出演!清澄白河を訪れた2人は、さっそく創業29年目を迎える「居酒屋 だるま」に足を運び暖簾をくぐる。棚橋の知名度の高さに対して道標の無名っぷりに苦笑しつつ、一軒目の酒場物語の幕が上がった。
酒は好きだが弱いという棚橋も、ファンだという常連さんから「あなたがトップだと信じてます」と声をかけられ、思わず感激。そして“乾杯は酒場のマナー”ということで、2人は常連客の皆さんと乾杯しつつ交流を深めていく。
だるまの絶品料理に酒が進む中、棚橋に「ジュニアのエース候補だったのに、なぜ“道標明”に変わってしまったのかっていうのが、すごい疑問なんだよね」とデリケートな質問を振られた道標は、「田口隆祐“限界説”が自分のなかにあった……」「決定的に地味だった」と、自分の限界に気づきキャラ変したという意外なエピソードを明かした。
また、常連客から握手を求められる棚橋に対して、スルーされ苦笑いの道標。挽回しようと食レポに挑戦するも気の利いたコメントが残せずグタグタの道標だったが、やがて話題は3月11日から開幕するシングルトーナメント「ニュージャパン・カップ」へ移り、初代チャンピオンの棚橋は今後の試合について意気込みを語る。
もう一度タイトルマッチに絡むために、「このままじゃダメだと思ってる。俺も変わりたいんだよ!」という棚橋にパワーを与えようとオーダーした「もつピリ辛炒め」を食べつつ、いい湯加減で酔いが回った様子の2人。最後に、道標明という思い切った路線変更を目の当たりにしたことで“変身願望”が芽生えたという棚橋は、壁にぶつかっている自分への新たなリングネームをリクエストする。これに対し田口は、「じゃあ“壁 のぼる”でいいですか?」という安直すぎる命名の提案で、冠番組を締めくくった。
再びのプロレスブームに沸く今、棚橋のさらなる活躍はもちろん、酒の勢いで赤裸々なトークが聞ける『人情酒場物語』に今後も要注目だ。