3月12日テレビ朝日系で放送される「プロレス総選挙」。団体や世代の垣根を超えたプロレスの本格的人気投票という異色バラエティ企画だが、その一部が、同局で放送中のドラマ「豆腐プロレス」の裏側を紹介するYouTube動画「ROAD to WIP」で紹介された。
普段はドラマに合わせ女子プロレスに取り組んで来たAKBメンバーに密着するという内容だが、今回は3月12日に放送される「プロレス総選挙」の収録現場に潜入、普段K-1 WORLD GPの会場になって代々木第二体育館で収録された番組は会場にリングを設置。オカダカズチカ、永田裕志、中西学、KUSHDA、獣神サンダー・ライガー、棚橋弘至、本間朋晃、真壁刀義、ケニー・オメガといった新日本プロレスのメンバーから、潮崎豪、飯伏幸太、高山善廣、大谷晋二郎といった団体の垣根を超えた面々、さらには長州力、スタン・ハンセン、天龍源一郎、武藤敬司といった超大物まで参戦。「豆腐プロレス」からもハリウッドJURINAこと松井珠理奈がリングコスチュームで収録に参加している。
特定ジャンルの総選挙といえば1月に同放送局で放送された「声優総選挙」を思い浮かべる人もいるだろう。「現場の声優が選んだ凄い声優」という触れ込み故に、レジェンド級の重鎮がずらりと並び、その結果に昨今のアイドル声優を推すファンから不満が漏れるなど賛否両論を呼んだが、今回の「プロレス総選挙」は少し状況が違うものと予想される。
今回は「10000人のプロレスファンによるアンケートと現役・OBレスラー200人がガチで投票した」という銘打っているだけに、いわゆる「プ女子」と言われる新しいファン層と、往年の名レスラーが程よく交じりつつも、プロレス関係者の「本当の意味で凄いレスラー」にも票が流れることが予想されるため程よい結果が期待される。ある意味21世紀に「猪木」「馬場」が揃い踏みででトップというのも困るし、オカダなど人気レスラーばかりに女性ファンの組織票が流れるのはオールドファンには興ざめ。そういう意味でもバランスの良さを期待したいところである。