DDTプロレスでも屈指の人気を誇る“ゲイレスラー”男色ディーノが、3月15日に記者会見で公開作戦会議を実行した。
これは3月20日のさいたまスーパーアリーナ大会における「DDTがDDTであるために」20年のエンタメ集大成! ワールドワイド世界一ヤバいヤツ決定戦と題したジョーイ・ライアン戦に向けての必勝法を、盟友であるスーパー・ササダンゴ・マシンとともに披露するというもの。
ディーノからは、この試合が世界中のプロレスTシャツを販売するサイト「PRO WRESTLING TEES」が協賛するとの発表も。本当に世界から注目されている
ライアンは相手に自分の股間を掴ませた状態で、股間の力で投げる「チ●コ投げ」を得意としており、またディーノも試合中に相手の下半身を執拗に狙う性癖を持つことから、この試合を「チ●コに始まりチ●コに終わる」と位置づけていた。
そのためササダンゴ・マシンが得意の“煽りパワーポイント”で説明するのかと思いきや、公開作戦会議に登場したのは「スーパー・ササダンゴ・マシンのインターナショナル・バージョン」だというドナルド・トランプを名乗る人物だった。金髪以外はマッスル坂井に酷似しているこの人物は、アメリカ大統領、かつDDTの新オーナーであるとも宣言。全編カタカナ英語でパワポによるプレゼンテーションを行ない、それをディーノが通訳する形で作戦会議は進んだ。
「この試合は天才同士の対戦だけにルールが問題」というトランプ氏。そこで、得意のSWOT分析(英語でSWOT ANALYSIS)を用いることに。これは実際にビジネスの世界で使われているもので、物事を強み、弱み、機会、脅威の4つに分けて分析するというもの。
ディーノの場合、強みは「世界で最も強いゲイレスラーであること」だが、弱みは「両親がゲイレスラーであることに怒っている」。また機会は「日本でゲイが結婚できるようになったこと」、脅威は「少子高齢化」であると分析したトランプ氏。「アイムMBA!」と主張するトランプ氏(ディーノによれば早稲田大学中退)は、この「SWOT ANALYSIS」から、最適な試合ルールを導き出したという。
作戦会議に臨んだディーノと自称トランプ氏。パワポでのプレゼンは意外な方向に
トランプ氏が着目したのは、「SWOT ANALYSIS」の中に「ANAL」の文字が含まれている点だった。よってこの試合を「ANAL EXPLOSION DEATH MACTH」として行なうことを提唱。
ANAL EXPLOSION DEATH MATCHといえば、日本語にすれば肛門爆破デスマッチである。
これまでにも行なわれてきたDDT名物であり、ディーノの親友である南海キャンディーズの山里亮太が犠牲になったことも。ただしトランプ氏によれば「コウモンバクハ、イズ、シモネタ。アナルエクスプロージョン、イズ、イングリッシュ」として違うものであると強調。さすがのディーノも即決はしかねたため、最終的なルール決定はあらためて発表されることに。
思わぬ展開を見せることになったディーノvsライアン。大会は動画配信サービス『DDT UNIVERSE』を通じて全世界で視聴可能となっており、トランプ氏の存在も含めて国際世論の反応も気になるところだ。
文・橋本宗洋