映画『仁義なき戦い』シリーズや、テレビドラマ『警視庁捜査一課9係』シリーズ(テレビ朝日系)で人気の実力派俳優・渡瀬恒彦さんが14日、胆のうがんによる多臓器不全のため都内の病院で亡くなった。72歳だった。渡瀬さんは、2015年の夏頃に体調不良を訴えて検査をしたところ、胆のうに悪性腫瘍が見つかり、都内の大学病院に入院。その後は5ヶ月間仕事を入れずに抗がん剤投与と放射線治療を受けていた。最近は回復傾向にあり、仕事復帰に意欲をみせていた矢先だったという。

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 この話題を取り上げた16日放送の『芸能マル秘チャンネル』(AbemaTV)では、芸能リポーターの菊池真由子氏が「4月から始まるテレビ朝日系のドラマ『警視庁捜査一課9係 season12』に、渡瀬さんが出ると言われていた。本人も気合十分だったんですが、残念ながら撮影に参加することができなかった。偉大な俳優さんでしたね。72歳、まだ若い」と、早すぎる死を惜しんだ。

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 渡瀬さんは空手2段の実力者で、芸能界でもっともケンカが強いと言われるなど、数々の伝説的エピソードをもっていることでも知られていた。菊池氏によると、「生意気盛りの俳優を駐車場に呼び出してボコボコにした」「舘ひろしらクールスのメンバーを川に投げ捨てた」「米兵3人を1人で撃退」など、驚きの逸話が残っているという。番組MCで俳優の南圭介(31)は、「優しいイメージがあったんですが、伝説の話を聞くと、そういう時代があったのか」と驚いていた。

 そんな武闘派な一面のある渡瀬さんだが、兄である俳優の渡哲也(75)のことをリスペクトしており、唯一甘えられる存在だったという。菊池氏によると、「2011年のドラマ『帰郷』(TBS系列)で、すごく久しぶりに(兄弟で)共演していた。そのときの記者会見で、仲の良さがみられた。お互い讃えあっていた」と、深い兄弟愛で繋がっていたことを語った。 兄の渡は16日、に所属事務所を通じて「当初よりステージ4、余命1年の告知を受けておりましたので、今日の日が来る覚悟はしておりましたものの弟を失いましたこの喪失感は何とも言葉になりません」と直筆のコメントを発表している。

(c)AbemaTV

『芸能マル秘チャンネル』は毎週月~金曜日 17:00~18:00「AbemaSPECIAL」チャンネルにて放送中

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