3月11日、アメリカ・カンサスシティで行われた格闘大会「Shamrock FC 285」で、MMAでも極めて珍しい「ダブルノックダウン」というシーンが話題になっている。
アクセル・カザレス対アラン・ヴァスケスの試合。スタンドでの打撃戦となった1ラウンドの中盤、ケージ際でヴァスケスが放った右ストレートがカザレスにクリーンヒット、同時にヴァスケスも強力な左を相手に放ち両者同時に崩れ落ちるようにダウンした。ダメージが少なかったヴァスケスのが、立ち上がりこの試合に勝利した。
過去にはUFCの登竜門番組「The Ultimate Fighter 5 Finale」でグレン・メイナード対ロバート・エマーソン戦で、エマーソンがメイナードに投げられ肋骨を負傷しタップしたものの、メイナードもテイクダウンの際に気絶し「ダブルノックアウト」という、前代未聞の無効試合が有名だが、まるでマンガのような両者ダウンのシーンは珍しいことから、ローカルイベントながら世界中のスポーツメディアに紹介されている。