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(「いま考えられる最高のメンバーが揃いました」と小野寺力プロデューサー)

昨年12月にスタートし、ムエタイ王者・梅野源治や“神童”那須川天心の活躍で話題を呼んでいるキックボクシングイベント『KNOCK OUT』が、初のタイトルを制定することになった。

『KING OF KNOCK OUT』とネーミングされたベルトが作られるのはライト級。実力者、人気選手が多い階級だ。3月21日の記者会見では、トーナメントの組み合わせが以下のように発表された。

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(森井洋介vs宮越慶二郎)

森井洋介(全日本スーパーフェザー級王者)

vs

宮越慶二郎(WBCムエタイ インターナショナル ライト級王者)

町田光(WPMF世界スーパーフェザー級王者)

vs

DJ.taiki(元DEEPバンタム級王者)

山口侑馬(Innovationライト級王者)

vs

前口太尊(J-NETWORKライト級王者)

不可思RISEライト級王者)

vs

勝次(新日本キックボクシング日本ライト級王者)

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(町田光vsDJ.taiki)

森井vs宮越は4月1日の大田区総合体育館大会で、それ以外の1回戦は6月17日のTDCホール大会で実施。準決勝は8月20日の大田区大会、決勝は12月大会を予定している。

MMAファイターであるDJ以外は、全員がキックの現役王者という豪華なトーナメント。DJにしても、シュートボクシングで当時の王者・及川知浩をKOしており、打撃の実力は本物。優勝、つまり3連勝するのは至難の業と言っていい。

「圧倒的な差を見せて優勝できる」と自信を語る宮越のような選手がいる一方で、前回の試合でKO負けを喫した町田は「このトーナメントがラストチャンス」と悲壮な決意。自分を倒した山口へのリベンジを期しての参戦でもある。

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(山口侑馬vs前口太尊)

そんな中、MMAファイターのDJは「KING OF KNOCK OUTっていうタイトルですけど、僕はここ4年間、KOがない。そんな選手がKING OF KNOCK OUTになったら最高にクールでしょう」。また山口は「自分は有名になってテレビとか映画に出たいだけ。本物の強さとか興味ないです」とコメント。個性という面でも強烈なメンバーが集まったと言える。

ライト級といえば、ムエタイの殿堂ラジャダムナン・スタジアムの王者として梅野源治が君臨する階級。「優勝して梅野源治を倒す」と町田が言えば、不可思は「つまらない選手にはどいてもらわないと。どかないなら自分がどかして盛り上げる」と梅野を挑発してみせた。

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(不可思vs勝次)

以前の会見では、梅野がトーナメントについて格の違いを強調していたが、“KING”と呼ばれる梅野に噛み付く選手が出てきたことで、トーナメントにはチャンピオンを決めるというだけではない意味も生まれてきた。この流れがどう展開していくか。KNOCK OUTライト級のドラマに注目だ。

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