
23日に証人喚問が行われた森友学園問題。昭恵夫人の関与はあったのだろうか。籠池氏は証人喚問で「総理の方には直接一切お願いしたことがございません。安倍昭恵夫人を通じて色々なことをご相談申し上げたことはあります」と証言。
さらに「昭恵夫人の携帯に電話を致しました。平成27年の10月のことです。留守電でしたので、メッセージを残しました。すると後日、内閣総理大臣夫人付の谷査恵子さんという方からお返事を頂きました」と証言。
総理大臣夫人付職員からのFAXには「財務省本省に問い合わせ、国有財産管理室長から回答を得ました。大変恐縮ながら、国側の事情もあり、現状ではご希望に沿うことはできないようでございます」との記載がある。また工事費の立て替え払いについては、「平成28年度での予算措置を行う方向で調整中」との記載がある。そして「本件は昭恵夫人にもすでに報告させて頂いております」と結ばれている。

籠池氏は外国特派員協会での記者会見で「安倍首相あるいは昭恵夫人の心を心として忖度をして、動いてきたのではなかろうかなと思っております」「やはり安倍昭恵夫人という名前によって、ものごとが動いたのだろうと推察されます」と述べた。
さらに籠池氏は証人喚問で「この問題が国会で議論されるようになってから、私の妻のところに昭恵夫人から『私が関わったということは裏で何かがあるのではと疑われないように』という口止めとも取れるメールが届きました」と証言した。

日本維新の会の足立康史衆議院議員は証人喚問での籠池氏の印象を「自分で自分を騙しているなと。俳優さんとか女優さんが自分で言い聞かせてなりきるでしょう」とコメント。
民進党の杉尾秀哉参議院議員は「信憑性が疑われる表現がいくつもある。ただ結構すらすらしゃべっていたので、普通は言いよどんだり、つまるがそういうことが少なかったのも事実」とコメント。
社民党の福島瑞穂参議院議員は「谷さんは内閣総理大臣夫人付ということで、(財務省に)問い合わせている。内閣総理大臣夫人付の部屋は首相官邸にある」とコメント。
経済産業省出身の足立氏は「私がこれ(谷氏のFAX)を見て思ったのは、昭恵さんにとっては自分が直接やるような話ではなくて、秘書が処理するレベルの話だなということ」「籠池さんの奥さんは手紙を谷さんに出している。そして谷さんが財務省からヒアリングをして、それを自分で書いて返している。取り扱いとしては低い」とコメント。
昭恵夫人の証人喚問を求める声も出るなど、この問題はさらに広がりを見せている。今後の展開に引き続き注目だ。(AbemaTV/みのもんたのよるバズ!より)
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