3月26日に開催された女子プロレス団体・アイスリボンの後楽園大会に筋肉少女帯の大槻ケンヂが登場した。

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(ジャガー横田、藤田あかねと大会の“中締め”を行った大槻ケンヂ)

これは、レスラー・松本都が出家を宣言し「新興宗教崖のふち教」を立ち上げたことから始まった“宗教戦争”。松本が入場曲で「僕の宗教へようこそ」を使うことを許可するなど、「新興宗教 崖のふち教」の後見人と思われていたオーケンだが、今回は「新興宗教オレ教」教祖として敵対する側に。葛西純&松本都と闘うジャガー横田&藤田あかねを見守った。

今回の“宗教戦争”に至った理由を、松本が「グイグイ絡んでくる」からだとオーケン。以前から熱心なプロレスファンとして知られ、後楽園はもちろん新木場1st RINGといった小さな会場の客席で女子プロレスを見ることが好きだったという。「俺は真琴選手とツーショットチェキが撮りたいだけなんだよ」。

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(メインでは世羅りさが山下りなを下し王座防衛。次の挑戦者には宮城もちが名乗りをあげた)

にもかかわらず、入場曲の使用許可を求めたりと、何かと絡み、巻き込んでくる松本都に困惑。この“宗教戦争”は、オーケンが普通のプロレスファンに戻るための闘いだった。そんな中「こんな試合に巻き込んじゃって」と、ケガからの復帰戦である藤田を気遣う場面も。

ハードコアルールで行なわれた試合は、イス、ラダーを使った激しい攻防の末、藤田が松本に勝利。復帰戦を飾った藤田は、バックステージでジャガーのユニット・CRYSISに勧誘されていた。

試合後、「新興宗教崖のふち」解散をあっさり宣言した松本。オーケンへの貢物として真琴のイメージDVD、サイン入りポートレート、チェキ券を用意して「新興宗教オレ教」への入信を申し出るも、オーケンはバッサリ却下。「そもそもプロレスに宗教を持ち込んじゃダメなのよ」、「もう出家騒動は古くなってる。今はなんとか学園のほうが話題だから」と正論を展開。

最後は団体のシメのセリフである「プロレスでハッピー、アイスリボン!」をジャガー、藤田と決めて大会の中締めとした。こうして、オーケンは無事、普通のプロレスファンに。いずれ真琴とチェキを撮る姿が見られるかもしれない。一方、すべてを失った松本都は宗教をやめ「ラッパーになります!」と宣言してリングを後に。

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(場外戦から華麗なテクニックの攻防までフルスロットルで闘い続けた藤本つかさと中島安里紗。タッグ「ベストフレンズ」再結成も決まった)

好調な観客動員を続けるアイスリボン。今回は“オーケン効果”もあったのか、1039人の観客を動員。藤本つかさvs中島安里紗のフルタイムドロー、世羅りさが山下りなを下してのシングル王座防衛など、ハイレベルな激闘で満員の観客を沸かせた。次回の後楽園ホール大会は、4月24日に開催される。

文・橋本宗洋

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