3月31日(金・現地時間)に開催された「ベラトール175」で、元PRIDEファイター、セルゲイ・ハリトーノフが、チェイス・ゴムリーと対戦。1ラウンド3分55秒KOで勝利し、前回の敗戦の雪辱を晴らした。

昨年11月「ベラトール163」に参戦し、ジャビー・アヤラの右フックに16秒瞬殺という失態を晒してしまった「死神落下傘」ハリトーノフ。1年1回ペースという近年の試合数の少なさや、ヘビー級のカードならでは一撃をを浴びてしまった不運など理由を挙げればキリがないが、36歳という年齢からもトップファイターとしての生き残りには負けは許されないベラトール2戦目となった。

対峙するとひと回り大きな印象のゴームリーに対し、ハリトーノフがサークリングしながら慎重に距離を伺う展開。ゴムリーは左ジャブから入り、軽快なステップからのスーパーマンパンチ、オーバーハンドのフックなど、多彩な引き出しを見せる。

手数の多い相手に対しハリトーノフは、左一発、ヒザ蹴りなどリアクションで返すが、左右の強烈なコンビネーションを浴び後退し始める。見るからに動きが鈍くさらにボディにも被弾するが、ここから「ロシア軍最強兵士」がスイッチが入ったようにプレッシャーをかけ攻勢に出る。

左右のパンチが辺り始め、じわじわと相手ををケージ側に追い詰めたハリトーノフ、一発一発が効いてきたゴムリーは顔面を真っ赤にしながら、攻撃を嫌がるように後退し、さらに打撃戦を嫌い掴みにかかるが、鋭いパンチが容赦なく顔面を捉える。

最後は行き場を失ったゴームリーが、左ジャブから強烈な右ストレートのコンビネーションに、最後は冷酷な右アッパー、ゴムリーの巨体が崩れ落ちた。

試合後ハリトーノフは「リスクを犯さずに、耐え抜いて勝利するのがゴールだった。ゴムリーがテイクダウンを狙ってくるのを待っていたが、スタンドでの勝負だったので、やりやすかったしベストを尽くすことができた」と試合を振り返った。

また、エメリヤーエンコ・ヒョードルやライアン・ベイダーが参戦し今後激戦区となることが予想されるベラトールのヘビー級タイトルについても「是非挑戦したい」と意欲を示した。

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