暴力団排除条例の施行や摘発の強化などに伴い、暴力団を取り巻く現実が厳しさを増している。
 名古屋市飲食店の元経営者が日本最大規模の指定暴力団・山口組トップの篠田健市(通称:司忍)組長らを相手取り、"みかじめ料"を要求されたと訴えていた裁判では、先週、画期的な判決が言い渡された。名古屋地裁は司組長の責任を認め、1300万円あまりの賠償を命じたのだ。弁護団によると、"みかじめ料"を巡って暴力団トップの使用者責任を認めて賠償を命じたのは初めてだという。