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(パラエストラ柏で練習を公開した那須川と浅倉)

4月16日、横浜アリーナで開催されるRIZIN参戦を控え、那須川天心と浅倉カンナが10日に公開練習を行なった。

パラエストラ柏で行なわれた、この公開練習。2人ともこの道場で練習しており、那須川が打撃、浅倉が寝技を教え合うこともあるという。

キック界で“神童”と呼ばれ、昨年末のRIZINでMMAデビュー、12月29日、31日の2連戦を行なった那須川は18歳。注目度が増している女子MMAの新世代・浅倉は19歳。2人はRIZINはもちろん、日本格闘技界の未来を担う存在だ。

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(両者のスパーリングも披露された)

浅倉は昨年末のRIZINデビュー戦で判定負けを喫しており、今回が再起と本領発揮をかけてのリング。アレクサンドラ・トンシェバとの対戦に向け、「スパーリング中心に実戦的な練習をやってきました」と、課題だった打撃の強化に取り組んできたという。

また今大会では女子の試合が4つ組まれており、浅倉はそのトップバッター。「大会を勢いづかせたい」という意気込みもある。

試合ごとに期待感が高まる一方の那須川は、フランシスコ・ギリオッティと対戦する。強豪が数多く所属するパラエストラでの練習で「強い人ばかりなので自分が強くなった実感がない」と苦笑いしたものの「試合では問題ない。サブミッションの引き出しも増えました。総合格闘技の練習をすることで体幹が強くなったし、反応もよくなりましたね」とも。

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(那須川はスパーリングでサッカーボールキックを多用)

取材に披露したスパーリングでは相手のタックルを切ってのパンチ、顔面蹴り(サッカーボールキック)を狙う場面もあり、MMAへの順応ぶりを感じさせた那須川。相手も打撃系の選手だが「タックルにくることも想定してます」という。

「前回のRIZINではインパクトを残せたと思うので、今回はそれを超えたい」という那須川が目指すのは、もちろんKO勝利だ。

「やっぱり、打撃でやりあうのが一番、お客さんが沸きますからね。倒して勝ちたいです。相手の意識を断ち切りたい」

前回以上のインパクトを残すKO勝利を誓った那須川。同世代として浅倉の存在も意識しており「試合の相手だけじゃなく、カンナちゃんにも負けないようにしたい」というコメントも残した。

RIZIN、そして格闘技界の盛り上がりには新世代の活躍が必須。今年初開催のRIZINで、那須川と浅倉が果たす役割は大きい。

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