4月22日、後楽園ホールからスタートする新シリーズ「Road to レスリングどんたく 2017」を前に野上慎平アナが、内藤哲也に直撃インタビューが動画サイト「新日本プロレスワールド」で公開された。「ジュースバー」というなんとも意味深げな待ち合わせ場所で、「オクパード(忙しく)」で「カンサード(疲れている)」な内藤選手がシリーズを前に思いを語った。
まずは前シリーズから口にしている新日本プロレスの運営への不満、ここ1ヶ月テーマが無い中、会場を盛り上げて来たと力説する内藤。特に気にしているのが、両国大会でIWGPインターコンチネンタル選手権の防衛戦が組まれなかったことだ。
さらに今シリーズ4月29日別府大会でやっと組まれたジュース・ロビンソンに対しても、過去の対戦成績での内藤の圧勝から「俺はどうやったらジュース・ロビンソンを意識できるの、はっきりいって格下だよ。構う必要のない相手でしょ」と静かに怒りをぶち撒けた。
「非常にやりがいのないテーマ」というジュース・ロビンソン戦に対して、内藤自身がぶち上げたタイガーマスクWとの対戦要求も「はっきりいって興味はないですよ。たまにしか試合しないレスラーでしょ」と言いながらも、オカダ選手が一言でタイガーマスクWとのシングルマッチが、旗揚げ記念興行で組まれたことへの恨み節を口にした。
また鹿児島県姶良大会で組まれたタッグマッチで実現するタイガーマスクWとの対決にも「なぜ彼は姶良大会だけでるのですか?」と、なかなか野上アナも答えにくい質問を投げかけているが、ネチネチと「何か姶良に関係あるのですか・・・」と、尋問しながらタイガーマスクWのマスクに手をかけると「犯行予告」まで飛び出した。
インターコンチネンタル戦が行われる別府大会について「100%ハッピーエンドが約束された大会」と、自身の勝利を確信「別府に来るお客さんでジュース・ロビンソンに勝って欲しいという客はいない」とまで言ってのけた内藤哲也。
新日本プロレス入団直後のジュース・ロビンソンへタッグパートナーとして塩対応した内藤は「彼が今登り調子なのは、あの時のくやしさがあったからじゃないのか。俺にとってはどうでもいいことだけど。今回メインイベントにでれるのも俺のおかげ」と最後まで清々しいほどに上から目線で語り続けた。
今回のシリーズ、別府大会前後まで何度となくタッグマッチでジュース・ロビンソンと彼が所属するタグチジャパンと対戦する内藤だが「ああいうお笑いはいらないから、新日本プロレスに必要ない」と最後までトーンは変わらず。まずはジュース・ロビンソンとの一連の抗争に決着を付ける別府大会が見どころだが、タイトル戦終了後も、内藤、高橋ヒロム組が、ジュース・ロビンソン、KUSHIDA組と対戦する。
両国大会での因縁の再燃となる高橋とKUSHIDAのマッチアップも何とも不穏な雰囲気だが、今大会のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの今後の展開へのターニングポイントとなる大会になりそうな雰囲気を漂わせている。
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