
今年で19回目となるアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」が6月に開催される。
ショートフィルムとは、エンドロールを含む25分以内の短編作品で若手映像作家の登竜門となっている。俳優の別所哲也が代表を務める「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」では今年、140を超える国と地域から9000本以上のショートフィルムが集まり、その中から選りすぐりの約250作品が上映される予定だ。

物語評論家のさやわか氏は「昔は大作で重厚なやつをやるのが流行っていたのですが、最近は短い時間で人を感動させるものを作ろうという動きが増えているし、いい作品も生まれています」と評した。
映画祭では世界各国の作品が上映される予定だが、注目されているのが、EXILE HIRO氏プロデュースのEXILE TRIBEと別所哲也氏が代表をつとめるSSFF & ASIAとのコラボ企画「シネマファイターズ」。全6作品のショートフィルムが製作されオープニングセレモニーで完成披露発表が行われる。中でも注目なのがDream Ami(E-girls)主演の『色のない洋服店』だ。物語は、色を失ってしまった世界で、洋服屋を営む主人公・由衣が謎の放浪画家との出会いをきっかけにありのままの自分の色を表現しようとする姿が描かれている。

初主演を飾ったAmiは「舞台でのミュージカルでの演技経験はありましたが、カメラの前で表情を作ったり、自分が経験したことのない感情も表現しなくてはいけないこともあったので、自分に出来るかなとずっと不安を抱えながらの撮影でした」と振り返った。
『色のない洋服店』は、Amiのソロデビューシングル「ドレスを脱いだシンデレラ」小竹正人氏による歌詞の世界観をテーマに作られている。ダンスパフォーマンスをメインに見せてきたそれまでの曲と違い、女の子の切ない片思いを歌ったバラードに初挑戦した曲だ。
「今までグループでやってきたので、ソロでやらないかと声をかけていただいたときは自信が無さすぎて『私には無理だと思います』と弱気なところから始まりました。でもソロ活動で自分の新たな一面も発見できましたし、せっかく頂いたこの機会をもっと自分の成長につなげたいなと思えました」と曲についての思いを口にした。
作品では主人公が出会いをきっかけにありのままの自分を表現し始めるというストーリーになっている。自身にも人生を変えるような出会いがあったというAmiは「ターニングポイントはいくつかありましたが、EXILEのHIROさんに出会って今の事務所に移籍させてもらい、今に至るので、HIROさんとの出会いは自分の人生の角度が変わったと感じます」と振り返った。

今作品で監督を務めるのが齋藤俊道氏。ニューヨーク大学大学院の卒業制作作品が国内外で15の賞を受賞するという快挙を成し遂げた若手監督だが初演技となるAmiに「演技しないでください」と伝えていたという。齋藤氏は「僕自身が考えたキャラクター像を押し付けるよりもAmiさんご自身が持っている性格、性質というものをそのまま役柄にいかして頂いた方が演技をする上でも真実味がわくと思いました」と狙いを明かした。
またAmiはセリフが少なく、表情や仕草だけで自分らしさを表現するという難しい演技を監督に要求されていたが「表情だけでこのシーンはこういうことを描いているシーンだと表現しなければいけないので難しかったです。今回は自分と向き合うシーンもすごく多かったので自分ってこんな顔をしていたんだって改めて気づきました」と感想を漏らした。
ショートフィルムの元になった曲のミュージックビデオは、映画とは違いカラフルな色調で描かれている。齋藤氏は「世の中いろんな人がいていいと思うんです。いろんな考え方、外見とか。人それぞれ個性を持っていいと思うので個性が尊重される世の中であるべきだと思うし、これからもそうあり続けるべきだと思います」。その思いから作品では色のある洋服と真っ黒な洋服を対比させて象徴的に描いたという。
2015年のソロデビューからテレビで歌番組のMCに挑戦するなど活躍の場を広げてきたAmiだが「まだまだ色々な可能性があると思えました。苦手なことを克服したら、他の事も出来るかもと思えるようになりましたし、撮影を終えてからは今までよりもいろんな事に興味が湧いていますし、色々なことにチャレンジしたいという気持ちが強くがあります」と今後の飛躍を誓った。
(AbemaTV/AbemaPrimeより)
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