今村前復興大臣が不適切な発言で辞任したことを巡り、全面的にストップしていた国会は27日朝から正常化し、吉野新大臣の所信表明が行われた。
 吉野復興大臣は「被災者に寄り添いつつ、復興の司令塔としての機能をしっかり果たしながら、復興をさらに加速化させて参ります」と表明。
 国会では野党側が審議に応じる条件として、来月8日と9日に安倍総理大臣も出席して衆参両院で予算委員会の集中審議を行うことを挙げている。野党側は、安倍総理の任命責任に加え、森友学園の問題やいわゆる「共謀罪」法案についても追及する方針だ。6月の会期末に向けて重要法案の審議日程が厳しさを増し、会期延長を避けたい与党側は大型連休の合間に審議を行うことも検討している。