4月30日、兵庫県尼崎市に神戸山口組の"直参"と呼ばれる幹部たちが集まり、新組織の立ち上げ会を開いた。
新たに立ち上がったのは、新組織「任侠団体山口組」。組長は置かず、神戸山口組の中核組織、山健組の織田絆誠(本名:金禎紀)元副組長を代表にするとしている。
集会後、テレビカメラを入れない形での異例の記者会見が開かれた。その場に立ち会ったフリージャーナリストの今西憲之氏によると、会見は「古川組」の事務所3階にある、旅館の大広間のような3~40畳敷の部屋で開かれたという。畳の上に低い台が置かれ「任侠団体山口組」の池田本部長はじめ6人の幹部が座り、それに向かい合う形で新聞、雑誌などの記者たちが座布団に座るという形で行われた。「和気あいあいとしていて、ピリピリした感じはなかった」という。代表となる山健組の織田元副組長は会見が始まる前に会場を後にした。