今、10代~20代の若者の性問題が注目を集めている。高い妊娠中絶率に、広まる性感染症。ネットの誤った情報をうのみにし、性交渉を行っていることが原因として挙げられる。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース』の第11回では、女子大生の性教育をテーマに当事者たちが赤裸々に語った。
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親が子にどう性教育を伝えるべきなのか、日本ではまだタブー観がある。実際に家のなかでそういう話をしたことがあるのかを問われると、現役女子大生の真田理香さん(仮名)は「ないですね。聞きたくもない」とコメント。これを受け、弁護士ドットコムの副編集長を務め、現在小学校低学年の息子がいるという山口紗貴子さんは「(息子は)5歳くらいから男女の違いに興味をもってきていて。最近も『ちんちんが上を向いちゃった』という申告が本人からあった。どう対応していいかわからず『ああ、そうなんだ』ですませてしまった」と話した。
さらに「もしかしたらそういうタイミングで教えていくことができるのかもしれないが、どうやって伝えたらいいのかわからない」と子を育てる親ならではの悩みを告白。自身も娘をもつSHELLYも「親御さん自身も性教育を受けていないですもんね」と同意した。
これを受け、産婦人科医の丸田佳奈さんは「医療者が介入していく必要性はあると思う」とコメント。「親も教員も聞いた知識なので、専門家や実際に悲しい思いをしている体験者が話すと伝わるのでは」と話し、「体験談は中絶や性感染症など暗いものになるので隠す方向にある。しかし人に話したほうが役に立つのでは」と指摘した。
また、助産師で性教育の講演を16年間続けている桜井裕子さんは、講演の際にやる○×クイズの景品を「練習用のコンドームと私の名刺にしている」とコメント。しかし、学校によっては「使われても困るので」とコンドームを断られてしまうケースもあるという。これを受け、SHELLYは「はじめてセックスをするときだとコンドームをどうやって使ったらいいかわからない。3つで1000円くらいするものもあるから、学生が買うのも高いし、練習用のコンドームを景品にするのはいい取り組みだ」と話した。
(C)AbemaTV
(ライター/小林リズム)
『Wの悲喜劇 ~日本一過激なオンナのニュース~』は毎週土曜23時45分から&毎週日曜17時から放送(17時は再放送)