アメリカのトランプ大統領は初めてとなる外遊で、5月下旬からサウジアラビア、イスラエル、バチカン市国の3カ国を訪問すると発表した。この3カ国はイスラム教、ユダヤ教、キリスト教の中心地で、テロ対策などを念頭に「中東重視」の姿勢が鮮明となった。
 トランプ大統領は外遊に向けて「(中東での)我々の仕事は他人に生き方を指図することではない。テロと戦うという共通の目的を持った友人と連携を築くことだ」と表明。サウジアラビアでは、アラブ諸国の首脳と会い、過激派組織「イスラム国」への対応について話し合う。