アメリカ議会下院は、北朝鮮に対する制裁を強化する法案を賛成多数で可決した。北朝鮮の資金源を断ち、トランプ政権を後押しする狙いがある。
法案は核やミサイルの開発などの資金源を断つため、海外の企業が北朝鮮の労働者を雇うことを取り締まるもの。北朝鮮とつながりのある中国企業を念頭にしていて、中国に制裁への協力を迫る狙いもある。
一方、アメリカの北朝鮮研究グループ「38ノース」は、4月29日に撮影された北朝鮮東部の新浦(シンポ)にあるミサイル実験の発射台の画像を公開。画像ではSLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の実験を行う発射台の横で作業するクレーンやトラックが確認された。研究グループは、「ミサイル計画を加速させようとしているのかもしれない」と分析している。