アイドル的人気を持つレスラーだけでなく、本物のアイドルがレスラーとして登場するなど豊富な話題と試合内容の楽しさで満員の興行が続く東京女子プロレスが、6月4日に新宿FACE大会を開催する。
(5.7王子大会。得意技の「手ブラツイスト」をまなせに決めるのの子)
優宇vs坂崎ユカのシングル王座戦が決まっているこの大会で、新たな対戦が決まった。のの子vsまなせゆうなの一戦だ。両者は5月7日の王子大会において、小橋マリカを交えた3WAYマッチで対戦。初対決のまなせに、のの子はライバル心をむき出しにしていく。
というのも、のの子はKカップの爆乳を活かしてタレントとしても活動しており、グラビアタレントで「ミス東スポ」を授賞しているまなせを「キャラ被り」だと意識しているのだ。
(3WAYマッチながら、のの子は常にまなせを挑発)
映像ディレクターで、「ルェベルが違うぽっちゃり好き」の今成夢人氏も、その「ボリューミー」なボディを認めるのの子とまなせ。のの子は「ボインメーカー」「オパイェ」「パイフライフロー」といった必殺技も持っており、まなせが東京女子プロレスに参戦してきた時点で、対戦は避けられなかったのかもしれない。
王子大会で小橋をフォールしたのの子は、まなせに対戦アピールすると同時に「ミス東スポ」のティアラとタスキをかけることも要求。のの子もデビュー当時は東京スポーツ紙に取り上げられていただけに、「ミス東スポ」の座には執着心があるようだ。
「ニセ乳」呼ばわりされたこともあって怒り心頭のまなせは、「ミス東スポ」争奪戦を受諾。「私が勝つので問題ないでしょう」と自信を見せた。
(東京女子プロレスで人気急上昇中なのが、辰巳リカと黒音まほのユニット・どらごんぼんば~ず。「ウィ・ネバー・ギブアップ!」が合言葉だ)
対するのの子は、「ミス東スポ」になることでグラビアなどでのメディア展開、さらに東スポ認定プロレス大賞で「カズチカさんにお姫様抱っこしてもらえるかも」という妄想も。
なお、この東京女子プロレス王子大会、東スポは取材しておらず、まったくの無許可で「ミス東スポ」が入れ替わる可能性も。のの子、まなせともに「なぜ東スポさんは私の試合を取材にこないのか」と八つ当たり的なコメントを残しており、6.4新宿大会を東スポが取材するのかも注目される。
いつものように、無闇に各方面に波紋を投げかける東京女子プロレス。しかし王子大会は前売りでチケット完売の超満員札止め。熱心なファンを集めており、その勢いは老舗メディアをも巻き込もうとしていると見ることもできなくはない。
文・橋本宗洋