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 魚などの内臓に寄生する「アニサキス」による食中毒が急増している。生の魚介類を食べる時は注意が必要だ。

 厚生労働省によると、アニサキスによる食中毒の報告件数は2007年には6件だったが、この10年で20倍以上の124件にまで増加しているという。アニサキスは、はじめは魚などの内臓に寄生し、鮮度が落ちると身に侵食していくという。アニサキスを食べてしまうと、食後数時間後から激しい腹痛や嘔吐などの症状が出る。

 国立感染症研究所・寄生動物部前室長の杉山広氏によると、特に注意が必要なのは、原因の半分を占める「サバ」だという。また、「しめサバ」でもアニサキスの対策にはならず、警戒が必要だ。普段からアニサキスに十分に警戒してしているという「さかなや 勇魚」の野近氏は、「酢でしめると大丈夫という知識が浸透している。それだけだとアニサキスは死なない」と警鐘を鳴らした。

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 アニサキスによる食中毒を防ぐには、60℃以上で加熱するか、マイナス20℃以下で24時間以上冷凍することが効果的だ。国立感染症研究所は消費者に「鮮度の良いものを選ぶこと」「速やかに内臓を取り除く(内臓を食べない)」といった対策を呼びかけている。

 また、アニサキスは物理攻撃に弱く、よく噛むことで死滅させることも可能だという。

AbemaTV/原宿アベニューより)

(C)AbemaTV

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