魚などの内臓に寄生する「アニサキス」による食中毒が急増している。生の魚介類を食べる時は注意が必要だ。
 厚生労働省によると、アニサキスによる食中毒の報告件数は2007年には6件だったが、この10年で20倍以上の124件にまで増加しているという。アニサキスは、はじめは魚などの内臓に寄生し、鮮度が落ちると身に侵食していくという。アニサキスを食べてしまうと、食後数時間後から激しい腹痛や嘔吐などの症状が出る。