トランプ大統領がジェームズ・コミーFBI長官を電撃解任した。
ホワイトハウスの声明によると、解任はセッションズ司法長官らの助言に基づくもので、「コミー氏はFBI職員への訓示中にテレビの速報で自身の解任を知った」(ニューヨーク・タイムズ電子版)とも報じられている。
表向きの理由として挙げられているのは、ヒラリー・クリントン氏のメール問題への対応だ。去年7月、クリントン氏の私用メールの問題について訴追を求めないことを発表したコミー氏だったが、10月になり、新たなメールが見つかったとして捜査の再開を発表。さらに投票日直前に再び訴追見送りの方針を明らかにした。クリントン氏は選挙後、「我々の分析では、コミー長官が根拠もなく疑義を呈したことが我々の勢いを止めた」とも語っている。