5月13日、ニューヨークシティ ハマースタイン・ボールルームで開催されたROH「WAR OF THE WORLDS」で、新日本プロレスが夏に開催するLA大会の詳細や、今後のアメリカでの展開を示唆するような動きが数多くアナウンスされた。
まずは7月1日、2日アメリカのロサンゼルス・ロングビーチ・コンベンション・アンド・エンターテイメント・センターで行われる大会「G1 Special in USA」についてだ。この大会でIWGPヘビー級選手権、IWGPインターコンチネンタル選手権のタイトルマッチが開催されることが決定。カードは6月の大阪大会終了後に発表されることが予想されることが予想されるが、もう一つの驚きの発表「IWGP USヘビー級王座」の新設である。
NEVER無差別級王座を入れると、すでに新日本プロレス内に3本のタイトルがある状況で、さらにUSのヘビーの新設は、今後のアメリカでの展開も睨んだ上での戦略ととれる。今回ベルトも披露されたが、アメリカの国旗を基調としたUSタイトルらしいデザインに黄金のベルト。ROHのジェイ・リーサルとBULLET CLUBのハングマン・ペイジなどが、すでにタイトルに興味を示しているが、LA大会で果たして誰がこの新しいベルトを腰に巻くのか?注目が集まる。
大会では、ベスト・オブ・スーパージュニア参戦に向けアメリカで新技を披露したKUSHIDAや、内藤哲也、棚橋弘至など日本人選手も参戦。ネット中継の影響もあるだろう、内藤や棚橋のアメリカでの凄まじい人気ぶりも確認できた。
内藤とBUSHI組は、ヤングバックスに敗戦したものの、内藤が日本と同じインターコンチネンタルのベルトを蹴りながらの入場や、リンクでのパフォーマンスもすでに浸透している様子。棚橋弘至とアダム・コールのシングル戦も、スリングブレイドやハイフライフローなどの棚橋のワザに大きな声援が飛んだ。
また試合後には、ケニー・オメガのビデオメッセージと共に、この日マット・サイダルを撃破したマーティー・スカルのBULLET CLUBへの加入が発表、アダム・コールの追放という新人事が発表。ベスト・オブ・スーパージュニア参戦組のマーティー・スカルのBULLET CLUB電撃加入が次期シリーズでどのような影響を及ぼすか注目である。