いま、和菓子を食べないという若者が増えている。株式会社オールアバウト、有限会社春華堂の調べによると、10代の66%が主に洋菓子を購入すると答えており、和菓子を購入すると答えた人は10%を切っている。
 さらに、若者の間で和菓子の認知度も下がっている。東京の若者に「おはぎ」「きんつば」「ういろう」を知っているかというアンケートをとったところ、10代の認知度は「おはぎ」が76.2%とやや高かったものの、「きんつば」「ういろう」の認知度は6割を下回る結果となった。さらに和菓子の代表的な材料のひとつである「求肥(ぎゅうひ)」を知らない10代の若者は4人中1人にのぼった。