普通の生活を送っていたのに、気がつけば貧困と呼ばれる状態に陥っている女性が増えている。心の隙間を埋めるために物を買いまくる“買い物依存症”。夫から充分な生活費がもらえず借りてしまう妻。多額な返済に苦しむ奨学金問題など、借金をする理由はさまざまだ。SHELLYがMCを務める『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』の第14回では、借金地獄女子をテーマに当事者が赤裸々に語った。
女性の貧困問題や人権問題に取り組み『1億総貧困時代』の著者・雨宮処凛さんは、2014年に千葉県銚子市で起こった事件について言及。母親が心中をするつもりで娘を殺したが、母親だけ生き残ったという事件だ。心中の理由は、貧困。雨宮さんが「その家庭はシングルマザーで家賃滞納で立ち退きを迫られていた。借金を重ねていたけど、大きい借金は娘が中学校に入学するときの制服代だったんです」と話すと、番組MCのSHELLYは「制服代ってなんであんなに高いの?」とコメント。千葉県銚子市の事件は、制服代をきっかけに社会福祉協議会からお金を借り入れ、それでも足りずに闇金からお金を借り、生活が破たんしてしまった事件だ(詳細:千葉県銚子市・県営住宅追い出し母子心中事件調査報告書)。