1RKOで世界王座防衛を果たした那須川。才賀との対戦にも前向きだ
5月20日のRISE後楽園ホール大会、那須川天心のKO勝利に沸くリング上に“乱入者”が現れた。現在、RIZINに参戦中の才賀紀左衛門だ。
この日、行なわれたのは那須川vs“アベンジャー”ライアン・シェーハンのISKA世界王座戦。那須川が1ラウンドKOで勝利すると、才賀がリングに上がって対戦を要求した。曰く「大きいグローブでもMMAでも」。キックボクシングでも総合格闘技でも、ということだ。MMAでの試合になっても「オレはストライカーやから」と打撃勝負を宣言。これを那須川も受けて立つ構えで、RIZINでの対戦が濃厚だ。
キックボクシングからMMAに挑戦という意味では那須川の“先輩”にもなる才賀。那須川は「会場で声をかけてくれたり、一緒に練習したこともあります。いつかやる時もあるんじゃないかと思ってました」という。
RISE後楽園大会のリングで那須川に対戦要求した才賀。那須川もこれを受けた
体重はやや才賀のほうが思いが、那須川は「60kgくらいまでならいけると思います」とも。MMAでも非凡な才能を認められながら、上位陣の壁に苦しんでいる才賀にとって、那須川戦は大チャンス。那須川にとっても、才賀との対戦は実力を測る「モノサシ」になる。現在のところはリング上での会話と那須川のコメントがすべてであり、詳細は未定。しかし正式決定すれば、緊張感のある日本人対決として大きな話題になることは確実だ。
文・橋本宗洋