女子プロゴルファーの横峯さくらが29日、自身のブログを更新。元世界ランキング1位で、現役引退が明らかとなった宮里藍について語った。

26日に宮里の引退報道を受け、横峯は「藍ちゃんについてのお話は、最大限の敬意をもってお話させていただきたかったので、試合が終わるまで自分の中の言葉をまとめる時間をいただきました。」「藍ちゃんから引退の話を聞いたのは去年の年末です。最初に聞いたときには、すごくビックリし、 時間が経つにつれて寂しさがこみ上げてきました。先日発表があり、本当に引退するんだなとさらに寂しい思いが大きくなりました。」と本人から直接、引退についての話を聞いていたことを明かした。
06年から米ツアーに本格参戦した宮里に対し、「藍ちゃんと初めて会ったのは9歳か10歳のときです。それから月日が流れる中で、藍ちゃんは10年間アメリカツアーで戦い、私は10年間日本ツアーで戦ってきました。私が、アメリカツアーでプレーした初年度、右も左もわからないときにすごく気にかけてくれて色々なことを教えてくれました。そんなにサポートしてくれるの!ってぐらい英語もアメリカの文化もわからない私に本当に優しく接してくれました。」と共に幼い頃から切磋琢磨し合ってきた“戦友”に、アメリカでは支えられた過去を告白。
宮里との1番の思い出として、「2014年に日本代表として参加したインターナショナルクラウンのマッチプレーで、コンビを組んでプレーしたことです。今考えると2人であんなふうにプレーできたことは夢のような時間だったなと感じています。」と貴重な経験を振り返る。
アメリカを拠点に活躍していた宮里に対し、「アメリカツアーというタフな環境で10年以上も戦い続けてきた、強さと優しさを持つ藍ちゃんを心から尊敬しています。」「藍ちゃんと友達になれたこと。同じときにゴルフができたことは、私にとってとても大切な宝物です。そして、これからの人生でも藍ちゃんとたくさんの思い出をつくっていけることができたら嬉しいです。お互いがおばーちゃんになって、たくさんの思い出話ができたら嬉しいな!」と宮里への熱い思いを語った。
最後に、今季限りの現役引退をする宮里へ「今シーズン残りの試合もお互い頑張ろうね。」と10年以上の戦友としてエールを送り、締めくくった。


